⑤振込申請手数料
こちらは商品が売れた後にメルカリから商品の売り上げを振り込んでもらう際に発生する手数料となります。
振込申請には200円の手数料がかかります。
振込申請をする場合は10円分上乗せをしておくことで手数料分をまかなう事ができますね。
メルペイを利用している場合は振込申請手数料は不要となりますので、金額を上乗せは不要です。
値下げ損失分
ここまで読んでくれた方だけにお教えします。
私が実践している売り方の中に一つ大事な要素をいれています。それが「値下げ損失分」です。
メルカリでは値下げ交渉はよくある事です。
値下げ交渉にによって損失を出さないために、事前に販売価格に損失分の金額を上乗せしています。
多くの出品者は販売価格の10%~20%の値下げ交渉まで受け入れる傾向があるようです。
その為、その範囲内で切りの良い数字を事前に足してみましょう。
私自身10%までの値下げを許容しており、数式に当てはめるとこんな感じです。
あなたが望む収益=(商品の販売価格-手数料-送料-梱包材料費(-振込申請手数料))÷0.9
「〇〇円まで値下げしていただけませんでしょうか?」といった具体的な金額を提示されて値下げ交渉される場合が多いですので、実際に値下げして得られる収益を計算してみて交渉を受けるか判断してもよいかもしれませんね。
適切な販売価格設定
最後に適切な販売価格を求める為の方程式を求めましょう。
一番初めにお話しした方程式を分解していくだけです。
あなたが望む純利益:①1000円
送料:②175円(ゆうゆうメルカリ便ゆうパケット)
梱包材料費:③10円
販売手数料:④10%
売価格:①1000 + ②175 + ③10 = 1185 ÷(100%-④10%)= 1316.666
売り上げ損失分⑤15%を上乗せした販売価格:1316 ÷(100%-⑤15%)= 1549.019 ≒ 1550
値引き可能額:234円
234円までの値下げで、最低1000円の純利益を得る事ができます。
これは損失分と手数料が%での計算になる為、わかりづらい部分がありますが、やっていくうちに慣れていきます。上の計算式をもとに実践していみましょう。
練習問題
第1問
希望する純利益:①2500円
送料:②500円
その他:0円
値下げ:なし
①2500=(?- ②500)÷(100%-10%(販売手数料))
?=3000÷0.9
正解の販売価格は3333円です。
ちなみに手数料10%の333円が引かれた売上は3000円です。
さらに送料500円が引かれる事で希望する純利益の2500円となります。
販売価格をゾロ目に設定することで、売上がキリのいい0で終わるので、出品者にとって好まれることが多いです。
第2問
希望する純利益:2500円
送料:500円
材料費:100円
値下げ損失分:10%上乗せ
販売価格:2500=(? + 500 + 100) ÷ 0.9(手数料) ÷ 0.9(値引き損失分)= 3827.16 ≒ 3830
正解の10%の値下げ損失分を上乗せした販売価格は3830円です。
Q.3000円まで値下げ交渉をしてきました。承諾してよいか?
(値下げ交渉は値下げ損失分を上乗せした販売価格の10%まで。)
3830×(100%-10%)=3447
3000円までの値下げをした場合、希望する純利益を下回る為、承諾しない。
Q.2500円の純利益を得る為にはいくらまで値下げをすることができるか?
3830 × 0.9 = 3447 ≒ 3450
3450円までの値下げであれば、販売価格に値下げ損失分を上乗せしてあるので、2500円の純利益を維持したまま得る事ができます。
さいごに
まずはきっちりと類似商品の相場を押さえておきましょう。
純利益を高く求めすぎると売れづらくなります。
また、純利益が下がってしまっても値下げ交渉の提案は受けたり、逆にこちらから金額を提案をしてみるのも純利益を確保する為に必要です。