前回、ハンドメイト作品を中心に知的財産権の侵害を防ぐ規約の詳細についての記事を書かせて頂きました。まだの方はぜひ一度参考にしてみてください。
「【注意喚起】ハンドメイド「〇〇風は禁止!?」違反例をイメージ画像でわかりやすく解説。」
さて、この【知的財産権を侵害するもの】の規約が2020年9月1日から改定されました。
この規約に関してほとんど改定がなかったように感じますが、何故このタイミングで改定されるのでしょうか?何か理由があるのでしょうか?
今回は何故このタイミングで規約の改定があったのか?を紹介していきたいと思います。
個人的な見解や噂を含む箇所が一部ありますのでご注意下さい。
時代とメルカリの人気カテゴリーの変化
まず時代とメルカリの人気カテゴリーの変化をみていきましょう。
サービス開始当初は全体比として20代~30代の女性ユーザーが多く、レディースが圧倒的に人気のカテゴリーに分類されていました。しかし、サービス開始から数年が経ち、今では新たに人気のカテゴリーが誕生しています。
それがハンドメイドです。
自分の作品が売れる場所があるって素晴らしい事だと思います。そういったプラットホームがあるって作家さんにありがたい話だと思います。
そこからハンドメイト一本で仕事としてやっていける程の人気な作家さんも生まれるようになりました。
その人気のカテゴリーは人気を維持していく中、オリジナルではない作品を手掛ける作家さんも徐々に増えてきてしまいました。
知的財産権の違反
それが収益目的の為だけに【知的財産権を有する有名ブランド・人気キャラクター】のデザイン(権利)を侵した作家さんです。
結局のところ、知名度の高い一流ブランドや漫画、アニメのキャラクターを使用した作品を作る事で、誰でも知っている事から売れやすく、また高値で取引されやすい作品になるのです。
もちろん、メルカリでは一流ブランドのロゴやアニメキャラクターなどを無断で使用する事は【知的財産権の侵害】にあたり、規約違反とされていました。
しかしながら、これにあたると思わしき商品は次々に出品されていきました。
鬼滅の刃が規約の改定をさせたといっても過言でない
【知的財産権の侵害】の規約に触れているハンドメイド作品がどんどん増え始めた頃に『鬼滅の刃』がアニメ化され、より一層大きな影響を与えていきました。
漫画が完結した後ですら続々と関連グッズの販売され、今でも凄まじい人気でした。
テレビをあまり見ない人ですら認知している程の人気な漫画がメルカリに新たな規約を追加させたと噂されています。
それはなぜか?
過去に終了した漫画と比較しても類をみないほどたくさんのお店や商品とコラボをして、現在ではたくさんの関連グッズ、コラボ商品が販売されています。
関連グッズを販売すれば完売すると言われている『鬼滅の刃』ですので、人気にあやかろうとして許可なく作品を真似て作ってしまうハンドメイド作家さんや企業がいるのは容易に予想がつきます。
一度見たら目に焼き付く特徴的な衣装のデザインは、真似やすいだけでなく簡単にハンドメイド作品に取り入れられやすいですよね。
どんな作品にでも手を加えればハンドメイドの作品とカテゴライズされてしまい、今まではたくさんの権利の侵害がされてしまっています。
『鬼滅の刃』も同様に関連グッズの転売や権利を無視した商品の無断販売といった事が続いていたため、鬼を倒すが如くに何か動いていたのではないでしょうか?
知的財産権の侵害による逮捕者が出る事を恐れたメルカリは規約の改定を施行したのかもしれません。