過去の記事でもお話しましたが、メルカリ利用者は『値引き交渉が当たり前』という程、値引き交渉を見かける機会が多くあります。
メルカリで商品の出品をしたことがある方はそういった経験があるのではないでしょうか?
それでいて、返答は「検討します。少し考えます。」など結局、売れずに残ってしまう事も多いのではないでしょうか?
今回は購入する側の心理を突いた値下げ方法をご紹介したいと思います。
端数価格効果
店舗で買物をする際に、【198円,298円(イチキュッパ、ニッキュッパ)】など○98円と言う、金額で売られている商品をよく見かけるのではないでしょうか?
これは端数(はすう)価格効果と言われ、末尾の金額を端数にする事で値下げしているという印象を植え付け、「お得だから!」という購買意欲をあげる効果が存在します。
販売価格を下げる事が目的ではない
では、実際にメルカリでの値段の設定の仕方ですが、あなたがシャツを800円で出品しているとしましょう。
端数価格にする為に、2円値下げして798円に設定するという意味ではありません。
ここが大切なのですが、これを1000円に値上げするんです。
一度1000円に値上げした上で、980円(端数価格に設定)にするんです。
800円 → 1000円 → 980円(端数価格に設定)
実際に海外のECサイトにて、値上げした上で端数価格に設定しただけで売上が3倍以上になったという事実も存在しています。
全ての商品に端数価格が適しているわけではない
もちろん、全ての商品には端数価格は適応されません。
具体的に端数価格が適応されないものをご紹介します。
相場が決まっている商品
相場が決まっているものは購入側からある程度、相場を把握している場合が多いです。例えば、缶ジュースが198円で売られていても誰も買わないですよね?
ジュースの相場は100円~120円位で、それよりも便利なコンビニで買えたり、安い場合に多くの人が買うわけです。
ライバルが多い
これは相場に似ていますが、やはりメルカリで欲しい商品があれば、それを一度検索したりする人も多いと思います。
例えば、iPhone本体やNintend Switchなど、特定の商品はライバルが増えれば増える程価格競争になってしまう傾向がある為、値上げした上での端数価格に設定しても、より安い価格での購入を考え、検索している購入者にとって効果的ではありません。
端数価格が適されないものをどうやって売るのか?
第一に値上げせずに端数価格に設定する事です。
もちろん、値下げはしたくないと思うのが出品者の気持ちです。しかし、売れずにいつまでの残しておくのはNG。
特に旬の商品等は発売から期間が経てば経つほど価格が下落しやすく、売れにくくなる傾向がある為、数円から数百円のマイナスで売れてくれる方がよい選択かと思います。
端数価格が適応されやすいもの
ハイブランドでないファッション関係
ハイブランドのファッション関係はどうしても相場が把握されやすい商品となっています。しかしながら、ハイブランドではないまたはノーブランドの商品は相場のイメージがつきづらく、多少の値上げからの端数価格にする事で売上に直結売る事ができます。
ユーズド品(中古品)
ユーズド品(中古品)は新品に比べ、本体の状態や傷・汚れの具合、使用頻度や使用期間などものによって様々です。
自分の持っている商品の良さを説明した上でも、値上げした上での端数価格に設定しても問題なく売れるでしょう。
個体差があるもの・限定品(相場の影響を受けない商品)
これらはいつでもどこでも誰でも手に入れる事ができるわけではないというところが重要なのです。
過去の記事を参照してみて下さい。
以上が端数価格で売る際に適している商品・適さない商品となります。
その他にも多くの具体例があるかと思いますので、TwitterのDMにて教えて下さい。