2021年10月にサービス開始されたメルカリショップスでは野菜や果物の生産者にとって、便利な機能が追加されたことで、より使いやすくなったかと思います。
そんなメルカリショップスで取引されている人気のジャンルが「野菜や果物」ってご存じでしたか?
何故、野菜や果物をわざわざメルカリで購入する人が増えているのか?
今回は何故、メルカリ(ショップス)で野菜や果物が売れているのか。また、売れている魅力的な理由を紹介したいと思います。
※これから紹介する魅力的な理由が現在、メルカリに出品されている全ての野菜や果物が売れている理由とは限りません。販売ページの商品説明を読み、理解した上でご購入下さい。
訳あり商品・規格外だけど、安い
傷、割れ、ヒビ、シミ、黒点、サイズが大きい/小さい、変形等のお店に並べるに相応しくない規格外の野菜や果物は通常、売り物にならない為、農協に出荷する事が出来ません。
そういった売り物にならない野菜や果物は今までであれば、無人販売で売ったり、知人や近所へ配ったり、家で食べたり、あまりに量が多いのであれば廃棄するしかありませんでした。しかし、今はメルカリが新たな販売ルートとなり、誰でも簡単に独自の販売手法、自由な販売価格で売る事が出来るようになりました。
メルカリで売る事で販売手数料や送料がかかってきてしまいますが、農家にとって手塩にかけた野菜や果物を売る事が出来るので本当に幸せな事だと思います。
今、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標として取り上げられているSDGsの中の一つでもある「フードロス」を減らす事が出来、誰もが賞賛する取り組みかと思います。
新鮮
ほとんどが朝採れたての新鮮な野菜や果物をその日のうちに梱包、発送し、2~3日後には購入者の手元に届くのです。お店に並ぶ商品は新鮮かとは思いますが、いつ収穫されたものかは判断がつきません。
道の駅とかで売られている野菜は新鮮が売りなので相場よりも高く設定されても仕方がありません。しかし、メルカリで売られている野菜は鮮度を維持し、なおかつ、安く手に入るというのは素晴らしいですね。
数種類の野菜のまとめ売り
お店では一つの野菜や果物に対して、単品売り、袋売りや箱売りと販売される事が多いですが、箱で買ってしまうと腐らせてしまうなんて経験をした事がありませんか?
これが数種類の野菜や果物が売られているのであれば、農家にとって沢山の種類の野菜がまとめて売れるし、購入者にとっても一種類の野菜ではなく、数種類入っている事でバランス良く飽きずに食べられ、腐らせてしまう心配が軽減されます。
このように農家の方にとって好きなやり方で売る事が出来るのも良さでもありますね。
生産者が数値として評価される
今では生産者の写真を乗せているお店も増えてきました。生産者の顔を見て野菜を買う事が出来るという事が安心に繋がるというのですが、メルカリでは購入者の評価を見て、購入するか判断する事が出来るんです。
「良かった」の評価が少ない出品者から購入を避けたくなるのはメルカリでは当然です。
これから野菜や果物をメルカリで購入される方は、購入前に出品者の評価を必ず見る事をおすすめします。
野菜の味がコメントにてわかる
通常、お店に並ぶ野菜や果物は生産者側や店側が「〇〇です!」などと謳い文句を決めていますが、評価のコメントを活用する事で、購入者の生の声を聞く事が出来るのはメルカリならではの特徴ではないのでしょうか。
「本当に甘くてびっくりしました!」なんて評価のコメントに書かれていたら、購入するきっかけに繋がりますね。メルカリ(ショップス)で野菜や果物の購入を検討しているのであれば、是非、評価のコメントもチェックしてみるといいかもしれません。
比較する商品がたくさんある
メルカリでは全国各地で生産された数多く存在するたくさんの品種の中から自分好みのものを探す事が出来るのが魅力的です。好きな品種が見つかれば、収穫の時期にメルカリから購入するだけ。お店に自分の好きな品種の野菜や果物が絶対あるとは言い切れないですからね。
あまり流通しない地元の人だけが食べられるご当地野菜に出会える
好きな品種を見つけ出すという事に似ていますが、メルカリを使う事で生産量自体が少なく、地元だけで消費されてしまうようなご当地名産の野菜も購入する事が出来るんです。
ご当地の野菜や果物って今、本当に人気が出てきていますよね。今まで以上に新型コロナウイルスの感染者数増加傾向の今、気軽に旅行をするのは難しいですよね。でも、メルカリであれば、地方でないと食べられないご当地名産品がすぐに購入する事が出来てしまいます。
SNSで情報収集出来る
健康志向を意識する消費者は年々増加しており、普段食べている野菜がどのような環境で育てられたかを知る事は購入する際に重要なポイントとなり得るのではないでしょうか。無農薬で育てられたのか。栄養がたくさんある土で育てられたのか。野菜を見ただけでは判断が出来ません。
そんな時は生産者の方はただメルカリに出品するだけでなく、SNSに野菜の育てられた環境や成長の過程を投稿したり、旬の野菜や果物を紹介したりと新たな手段で自身の野菜や果物の魅力を宣伝する事も大切です。
今までであれば、宣伝しても地元の人だけしか買わなければ費用対効果が見込まれないとイメージする方が多い野ではないでしょうか。しかし、全て無料で情報発信する事が出来るのであれば、日本全国の消費者がお客さんになる可能性があるので、全国の農家さんには始めてもらいたいなと思っています。
「ライブ動画」を配信する農家の方がいるみたいで、そんな方法で知ってもらえるんだなぁと驚いております。消費者の目にとまる事が「SOLD」の近道になります。
フリマアプリで野菜が売れた ライブ配信、最高97万円:朝日新聞デジタル (asahi.com)
以上がメルカリで野菜や果物を買う魅力となります。他にもたくさんの魅力が存在しているかと思いますので、もしあれば教えてください。
数年前までは農協に出荷する事が主流だった農家さんが、今は日本全国どこにでも届ける事が容易になりました。時代が大きく変わったなぁと感じます。農業以外にもやる事は増えますが、今までとは異なった観点で育てる野菜や果物も選んでいく必要がありますね。
SNSをうまく使いこなす事でより多くの売り上げを出す事が可能になりますので、時代に適応した戦略を立ててより多くの方に知ってもらえるようにしてほしいと思います。